フリーランスの法手続き

フリーランスになるための手続き14選!退職前・退職後にやることを徹底解説

会社を辞めてフリーランスになると必要な手続きがいくつかあります。

ただフリーランスを目指す人の中には、どんな手続きをどのタイミングですべきかわからない人もいるでしょう。

そこで本記事では、実際にフリーランスとして活動中の私が、フリーランスになる際に必要な手続きを順番に紹介します。

フリーランスになるために最低限やっておきたい手続きを知りたい人は、ぜひ読んでみてください。

フリーランスの手続き:退職前にやること3つ

フリーランスまずは会社を退職前にやっておくべきことについて説明をします。

フリーランスになる前にきっちり済ませておくと、後々仕事がしやすくなるので、忘れず手続きしておくのをおすすめします。

クレジットカードの作成

フリーランスがクレジットカードを使うシーンは頻繁にあります。

  • 毎月の会計管理で財務状況を把握したいとき
  • 事業で使う物の購入するとき

などさまざまです。

しかし、フリーランスは会社員と比べると社会的信用が低く、クレジットカードの審査に通りにくいのが事実。

そのため、クレジットカードは、比較的作りやすい会社在籍中に作成しておきましょう。

フリーランスにおすすめのクレジットカードやカード審査について知りたい人は、以下の記事を参考にしてみて下さい。

フリーランスがクレジットカードの審査に通るには?おすすめのカード9選フリーランスが仕事をする上でクレジットカードは一枚持っておきたいもの。 しかし、フリーランスはクレジットカード審査に通りにくい、と...

独立後のプランを決める

将来を見据えたプランをざっくりと決めておくのも大切です。

  • そもそもなぜフリーランスを選ぶのか
  • 目標に対してどのくらいの利益を上げるのか
  • 目標を達成するには何をしなければならないのか
  • 事業に必要な経費はどの程度かかるのか

などの事業計画を立てていきましょう。

これらをきちんと考えておかないと、会社員に比べて不安定なフリーランスは長く続けるのは難しいです。

また、毎月どの程度の経費がかかるのか、予想を立てておくと仕事がしやすくなりますよ。

事業資金や貯金を用意する

フリーランスになったばかりの頃は、思ったように稼げない可能性があります。

その間を補うため、フリーランスになる前に生きていける最低限のお金を確保しておくのがおすすめです。

私の実体験なのですが、お金がないと相場より安い案件を引き受けざる負えなくなり、精神的にも金銭的にも困窮しました。

心の安定にもつながるので、正直お金はあればあるほど良いでしょう。

また、家賃が安いところに引越しておくなど、固定費を抑える工夫をしておくと後々節約できますよ。

貯金を増やしつつ、なるべく固定費がかからないように計画を立てておくといいです。

フリーランスの手続き:退職後にやること8つ

次に、会社退職後にやるべき手続きについて説明をしていきます。

金銭面にもおトクになる手続きがあるので確認しておきましょう。

健康保険と年金の切り替え手続き

会社員時代は強制的に健康保険と厚生年金に加入していましたが、退職後は以下のように自分で手続きする必要があります。

  • 健康保険を脱退して国民健康保険に加入
  • 厚生年金を脱退して国民年金に加入

会社員で副業している人や、扶養内のフリーランス以外は、国民健康保険と国民年金に必ず加入しなくてはならないので、切り替えておきましょう。

国民健康保険に加入

国民健康保険の手続きは近くの地区町村役場で行うことができます。

手続きには、

  • 社会保険の資格喪失証明書
  • 雇用保険の離職票

などの退職日が分かる書類の持参が必要です。

健康保険の詳細については以下の記事を参考にしてください。

フリーランスの保険の種類は?健康保険やおすすめの民間保険を紹介します!病気やケガで治療を受ける際に必要になるのが健康保険です。 会社員ならば会社の健康保険に強制的に入ることになっていますが、フリーラン...
収入が少なければ親の扶養に入ることで免除できる

親が現役で会社の健康保険に加入していて、自分の収入が少ない場合(一年間の収入が130万円以下)は、親の扶養に入ることができます。

つまり、健康保険料を負担せずに親の健康保険を利用できるので、フリーランスの収入が少なくて不安な場合はこの手続きも検討してみましょう。

国民年金に加入

国民年金の手続きも住んでいる市町村役場で行うことが可能です。

手続きをするには、

  • 年金手帳
  • 離職・退職証明書
  • 社会保険の資格喪失書

などの退職日が分かるものを持参しましょう。切り替え手続きをすると、何日か経って年金の納付書が届きます。

その他の年金制度に加入する

国民年金だけでは心許ない場合、自営業者向け(フリーランス向け)の年金制度・共済制度も利用できます。

国民年金以外の年金制度・共済制度は以下のようなものがあります。

  • 付加年金
  • 国民年金基金
  • iDeCo(個人型確定拠出年金)
  • 小規模企業共済
  • 経営セーフティ共済
  • 個人年金保険

将来に備えこれらを上手に活用すれば、年金額を増やすことができるでしょう。

年金・共済制度について詳しく知りたい方は、フリーランスの年金について書いた以下の記事を参考にしてみて下さい。

フリーランスは国民年金だけじゃ足りない!年金を増やす方法を解説します会社を辞めてフリーランスになると、厚生年金に加入していたのを脱退して国民年金に切り替えなければなりません。 そのため会社員よりも、...

開業届の提出

開業届を税務署に提出することで、新しく事業を始めることを公に宣言できます。

開業届は出さなくてもフリーランスとしての仕事はできますが、提出により受けられるメリットはとても大きいです。

  • 節税効果が高い青色申告ができる
  • 屋号付きの口座を開設できる
  • 共済に加入できる

などのメリットがあります。

開業届のメリットの詳細やデメリット、提出方法などは以下を参考にしてみて下さい!

フリーランスが開業届を出すメリットは?開業届の記入・提出方法も解説しますフリーランスの事業開始を税務署に通知する「開業届」。 実は開業届を提出していなくても、フリーランスとして仕事はできるのですが、開業...

青色申告承認申請書の提出

開業届のメリットでも触れた「青色申告」の手続きもしておきましょう。最大65万円の所得控除が受けられるようになります。

青色申告には開業届の提出が必須のため、「開業届」と同時に「青色申告承認申請」を提出することをおすすめします。

新規開業の場合は開業日から2カ月以内に提出することで、今年度から青色申告が可能になります。

通年では提出の期限は、申告しようとする年の3月15日までとされていますが、2020年はコロナウイルス感染拡大により延長されました。

延長期限は、来署することが可能になった時点、申告書を作成することが可能になった時点まで柔軟に対応してくれます。

詳しくは国税庁のページで確認してください。

個人用と事業用の銀行口座を分ける

事業用の銀行口座とは、プライベートと区別した事業のために使う口座のことをいいます。

事業用口座を作ることにより、

  • 確定申告がスムーズになる
  • クラウド会計ソフトを有効活用できる
  • お金の出入りが把握できる
  • 経費を計上しやすい

などのメリットがあります。

事業用口座の詳細や、フリーランス向けの銀行口座について知りたい人は以下の記事をどうぞ!

フリーランスが事業用口座を作るメリットは?おすすめの銀行口座3選フリーランスになると、プライベートの口座とは別に事業用口座を持っていると便利です。 しかし、銀行口座といっても無数にあり、どれを選...

失業保険を受け取る

失業保険とは何らかの事情で失業してしまった場合に、国から受けられる手当のことです。

フリーランスでも、一定期間、仕事量をセーブしながら働くことによって失業保険を受け取れます。

フリーランスになりたての頃は売上が上がらないことも予想されるので、手当が貰えたら大きいですよね。

失業保険には制限があり多くは働けませんが、空いた時間は事業を始めるための勉強に充てることもできます。

失業保険について知りたい場合は以下の記事を参考にしてみて下さい。

失業保険
フリーランスは失業保険をもらえる?再就職手当についても解説します!会社を辞めてから受け取れるのが失業保険ですが、フリーランスになった状態で失業保険を受け取れるのか?と考えている人は結構いるのではないでし...

再就職手当を受け取る

フリーランスが失業保険を受けるには働き方を制限しなければいけませんが、会社を退職してすぐ働きたい場合は再就職手当を利用するのがおすすめです。

再就職手当とは、失業保険の受給中に再就職したときに、一定の要件を満たせばまとまった金額が受給できる制度です。

再就職と書いてありますが、フリーランスを開始した場合にも適用されます。

貰えるのならばぜひとも受け取っておきたい手当です。

フリーランスの手続き:余裕が出たらやること3つ

最後に余裕がでたらやる手続きについて説明していきます。

仕事の作業効率が上がり、より仕事がしやすくなるので、早めにやっておくことをおすすめします。

作業環境を整える

自宅で働くフリーランスも多いですが、働きやすい作業環境を作っておくのも重要です。

  • 仕事に必要なPC
  • 必要なソフト
  • 作業机
  • 連絡手段となる電話番号

などを整理しておきましょう。

また、周りに漫画やゲームなどがあると手を伸ばしてしまいがちなので、作業部屋にはこれらの誘惑を排除しておくのがおすすめです。

自宅でずっと働くのが嫌だという方は、気分転換にカフェやコワーキングスペースで働くという方法もあります。

コワーキングスペースで作業するなら、事前に入会手続きが必要な場合が多いです。

事業用名刺と印鑑を用意する

事業用名刺を持っておくと取引相手からの信頼も得やすくなるので、準備しておきたいものです。

名刺は名刺印刷業者さんに依頼したり、ココナラやクラウドソーシングでデザインを発注したりできます。

名刺印刷サービスでは以下が有名です。

また、フリーランスでは確定申告や見積書、請求書など印鑑を使う場合があるので、事業用印鑑も用意しておきましょう。

会計管理の方法を決める

確定申告では帳簿の記帳や会計管理が必要になりますが、フリーランスは自分で行わなければなりません。

会計管理をするにはいくつかツールがあります。

  • 会計ソフト(買い切り型、クラウドソフト)を購入する
  • エクセルで自分で作成する
  • テンプレートをダウンロードする

買い切り型はパソコンにインストールして使うもの、クラウド型会計ソフトはオンライン上で操作できるものです。

なるべくコストをかけたくないなら、エクセルやテンプレートを活用するのがおすすめです。

それぞれメリットやデメリットがあるので、色々試してみて、自分が使いやすいものを選びましょう。

おわりに

ということで、フリーランスが事前にやっておくべき手続きについて説明しました。

特にクレジットカードの作成や貯金は、フリーランスになる前にしっかり手続きしておくのがおすすめです。

「フリーランスになった後に後悔した・・・。」なんてことがないよう万全の対策をしておきましょう。

また、年金や保険の切り替え手続きは退職後に忘れず済ませてくださいね。

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埼玉出身のアイドルオタク。大学時代は就活に失敗してフリーターになってしまう。 その後一時は就職するも仕事を辞め、現在はフリーランスのライター。オタク活動費は必要経費。推しメンの笑顔はプライスレス。